注文住宅の技拓株式会社

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「家」ってなんだろう?

今日は、私個人の思いについて、ちょっと語ってみようと思うのです。
最近、ずっとずっと頭の中で自問自答し、考えてきたことがあります。
そう、タイトル通り「家ってなんだろう?」ということ。
少し長いですが、是非お付き合いいただければと思います。

皆さんの中で、「家」はどういう位置づけにあるのだろうか?

高度成長期、家はみんなの憧れだった。戦前は6割の人が借家暮らしだったのが、
戦後「持家」がステータスとなり、
日本の人口6割が戸建またはマンションを購入したと言われています。
自分の城であり、人生の目標だった「家」。
もちろん今でもそうだろうけれど、近年少し「家」の位置づけが変わってきている気がするのです。
より快適なライフスタイルを送るためのアイテムのひとつ。いわゆる「道具」という見方。
他のアイテムにも予算を使いたいし、いろんなことがしたいから、
家自体に予算はそんなにかけられない。
家は住むというより楽しむ場所だという発想が、色々なところで見受けられます。
もちろん私も、家を楽しむことは大賛成!

では、「家を楽しみたい」とは何だろう?
きっと家をつくる側、家を持つ側、それぞれにそれぞれの思いがあると思います。

私の考えはこうです。
きっと技拓のみんなも同じ意見でしょう。

「そこでずっと暮らしたい」ということが基盤にある、「楽しみ」が大切なのではないでしょうか?
家は、決して安い買い物ではありません。
一生に1軒建てるか建てないかという大きな買い物。
ごく一部の方を除いて、住宅ローンを組まれます。最大で35年ローンを組みますね。
だから、家というのは、当然のことながら35年以上快適に暮らせるものでなくてはならないのです。

あるお話しを聞きました。
技拓で家を建ててくださった方などに訊いたお話です。これは、1人の方ではありません。
今までにも、複数の方々から聞きました。

土地を探しているときに、不動産業者の方から言われるそうです。
「技拓は高いので、似た様な雰囲気で安く作ってくれる工務店はたくさんありますよ。」
という内容のお話しです。
もちろん似た様な雰囲気の家は、どこでも作ることが出来ます。当たり前のことです。
でも、家が高いか安いかを決めるのは、誰が決めることでしょうか?
それは、家づくりを検討されたご本人が決める問題ですね。

またこんなお話しも聞きました。
「どうせ、15年20年経てば価値がなくなる建物に、高いお金を支払ってどうするんですか?」
と問われたそうです。
しかし、「スクラップ&ビルド」の時代は終わりました。

そこで、ここが最大のポイント!
確かに22年経てば、一般的に木造住宅の資産価値はほぼ¥0-評価となります。
でも、技拓の中古は、不動産のチラシに「技拓の家」とタイトルが付けられ、高値で売買されています。
ということは、「技拓の家」は、年数が経っても資産価値があるとみなされているのです。
古さを楽しめる家だから、高値で売買されていると考えています。
でも、それは決して「似たような雰囲気」を作れば出来る問題ではないということを、
皆さんに知って頂きたいのです。
会社の理念である、経年変化を美しさに変え、長持ちさせる工夫を凝らし、
技術に改良を重ねて40年近くやってきました。
1つでも多く、ヴィンテージハウスとして街並みに溶け込んでもらいたいという思いで、
家づくりをしているからだ、ということを知って頂けたら嬉しいです。
 
経年の変化を美しさに変える素材として「木」を選びました。
外観は、時が経つと共に趣が増し、
内観は、飽きのこないシンプルさと立方体で考えられた空間構成によって、
時代を感じさせない目新しさ。
そこにお施主様が自由に「自分らしさ」を表現するご相談に応じています。
私たちが常に考えているのは、「何十年経ってもお施主様に相応しい家にできるかどうか?」
今の流行だけで物事を捉えず、簡単に変更が出来る内容はどんどん楽しみ、
躯体に影響する内容については、慎重にお施主様と話し合います。
そうして「技拓らしさ」+「○○邸らしさ」が合わさった1つの家が出来上がると思っています。
あとは、いか様にもインテリアで表現して頂ければ、その時々の趣味に合わせ、
家は、びっくりするほど表情を変化させてくれるものなのです。

家というものは、やはり長く快適に住むことが出来る宝箱であり、
大切に手をかけて頂き、色やインテリアで遊びながら、長く愛されるものであってほしい。
私たちは、お施主様の大切なお金をお預かりして、家を作っているのです。
予算が多い少ないという問題ではなく、総予算をどこにかけるかが重要なのです。
あとで出来ることは、ゆっくり時間をかけて作り上げればいいと、私たちは考えています。
家は建てた時が100%ではなく、住みながら100%に近づけていくことが、より愛着を深め、
付加価値のついた財産へと変化していく宝箱。
この思いは、今までもこれからもきっと変わらない、技拓の家づくりの原点だと思います。

20年で快適でなくなる家と35年以上経っても快適な家と、どちらが高いのか安いのか。
まずは私たちの話に、少しだけ耳を傾けて頂けると嬉しいなと感じる今日この頃です。
家って、暮らしそのものだから、本当に人生の一部です。
「家を遊ぶ」をどう捉えるか。家に何を求めるのか。
歳を重ねたご自分と、その時の我が家を思い描いてみるのも、ひとつの方法だと思っています。

またこの「家とは何だろう?」について、続けてみたいと思います。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
是非、技拓の動画もご覧下さい。